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  千代田区市ヶ谷・九段の内科・糖尿病内科・胃腸科・小児科のクリニック。糖尿病外来、経鼻内視鏡、小児科外来、乳幼児健診、予防接種

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隠れ糖尿病を見つけるには ブドウ糖負荷試験

施設写真かくれ糖尿病空腹時は正常血糖値なのに、食後に基準を超えて高くなってしまうこと。通常の健診は空腹時に採血するので、空腹時血糖値とHbA1cが基準範囲内だと正常と判定されてしまいます。ブドウ糖負荷試験をする事で見つける事が出来ます。

糖尿病予備軍
糖尿病と診断されるほどの高血糖ではないものの、正常とはいえない血糖レベルにある人のこと。ブドウ糖を飲む試験で「境界型」と判定された人です。数年以内に糖尿病に移行する確率が高いので、定期的な検査が必要です。また、予備群の段階でも動脈硬化は進行しやすいので、できるだけ血糖値や血圧、コレステロール・中性脂肪を正常域に近づけるようにします。

血糖値の正常値
朝食抜きの血糖値が110未満、食後2時間後の血糖値が140未満です。

ブドウ糖負荷試験でわかる事
@正常か境界型か糖尿病なのかがはっきりします。
A血糖値を下げるインスリンが十分に出ているかがわかります。
B境界型の場合、将来糖尿病への進展率が高いか否かわかります。
C自分の体のインスリンが効きやすいか否かがわかります。

機器写真ブドウ糖負荷試験が推奨される場合

1.強く推奨される場合(糖尿病の疑いがある人)

 
・空腹時の血糖値が110〜125の人
 ・空腹時に関係なく測った血糖値が140〜199の人
 ・HbA1c(NGSP)が6.0〜6.4%の人

2.行う事が望ましい場合(将来糖尿病の発症リスクが高い人)
高血圧、高脂血症、肥満など動脈硬化のリスクを持つ人
 ・空腹時の血糖値が100〜109の人
 ・HbA1c(NGSP)が5.6〜5.9%の人
 ・血縁者に糖尿病の人が多い場合や肥満がある人

負荷試験の方法
夕食以降何も食べないで朝受診してもらい、空腹のまま採血をし、血糖値とインスリン値を測定します。次にブドウ糖液(サイダーのように微炭酸で冷えていて美味しいです)を飲んでもらい、2時間後に採血します。

※既に糖尿病と診断がついている人はブドウ糖負荷試験は出来ません。

(日本糖尿病学会「糖尿病治療ガイド2012~2013」から引用させていただいております。)